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新日鐵住金株式会社様 導入事例

[業種]
製造業
[URL]
http://www.nssmc.com/


新美 浩樹様

世界有数の鉄鋼生産国である日本において、リーディングカンパニーとしてその発展に貢献されると共に、高品質な鉄鋼の安定供給により日本製造業の競争力を強化し、日本経済の高度化にも大きな役割を果たされてきました。

また海外においては、発展途上国の産業基盤整備をはじめ積極的な技術協力も進められています。鉄づくりを通じて培ってこられた総合技術力と多様な経営資源をベースに、多岐に亘る事業展開を行っておられます。

導入のご感想

導入の背景

2003 年までのセキュリティ対策の主眼は、Web系システムに対する不正な攻撃からの防御、ネットワークを介したPCへのウイルス感染対策が主でした。
それが 2004年頃より社員のノートPCの利用が増え、モバイルとして社外に持ち出すケースが増えてきたことから、この数年はセキュリティ対策において情報の持ち出し対策の比重が増大してきました。

そうした中USBメモリが社会的に普及するにつれ、社内でも個人のUSBメモリを業務に利用してしまうケースが散見されるようになってきました。そこで、会社としてのルールを早急に整備し全社的な対策を講じることとなり、その結果暗号化USBメモリを社内標準として導入することになりました。
USBメモリの選択にあたっては、社内のシステム環境等を考慮し、以下の3つを条件とすることとしました。

1点目は USBメモリに事前に暗号化ソフトがインストール済みであることです。これは利用者およびシステム部門の準備負荷の軽減、および暗号化ソフトのインストール漏れを防止することが目的でした。

2点目はアドミン権限のない利用者でも利用可能であることです。社内ではユーザ権限の利用者が多数いるため、アドミン権限がなくても利用できることが必要でした。また社外で利用するケースを想定してもアドミン権限がなくても利用可能でなければ業務に支障をきたすことが懸念されました。

3点目は弊社固有の事情ですが、社内にはまだ事情により古いOSのパソコンを使用している利用者が若干残っており、これに対応できる製品であることも重要な条件となっていました。ほとんどの製品が対応できない中、エスディコンテナもカタログ上では対応していなかったのですが、イーディーコントライブ社にお願いしたところ唯一カスタマイズ対応して頂けました。

以上全ての条件を満たしていたのが、「エスディコンテナ」のみであった事から導入を決定いたしました。

導入後のご感想

社内、あるいはお客様との間で画像データを含んだ大容量のデータをやりとりせざるを得ない場合に、「エスディコンテナ」を利用することで、従来よりもリスクを低減して持ち運びできるようになりました。情報の取扱いについては従来通り利用者の細心の注意が必要ですが、不慮の事故が発生した場合でも被害を最小限に食い止めることが可能となり、システム部門としても最低限の対策がとれたことにほっとしています。

また、輸出規制*対象技術である「エスディコンテナ」の輸出許可申請手続きの有無についての回答書を迅速に提出していただいたことで、海外出張時にも利用可能となり利用範囲が拡がったことに感謝しています。今後は海外事務所への「エスディコンテナ英語版」の展開を検討していきたいと思っています。

*輸出規制:「外国為替および外国貿易法」に定められており、規制される貨物・技術を輸出する場合は経済産業大臣の許可が必要です。

「エスディコンテナ」は利用者にも操作がわかりやすく、またイーディーコントライブ社の対応も迅速であり、製品の検証から導入、運用にいたる現在まで大きな問題なく、スムーズに進めることが出来ました。

今後は暗号化USBメモリだけにとどまらず、セキュリティ全般のコンサルティングから時代の進化に伴ったセキュリティ対策の提案にいたるまでのトータルサービスをお願いできればと願っています。