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伊那中央病院様 導入事例


【写真】伊那中央病院外観

[業種]
病院
[URL]
http://www.inahp.jp/

総合商社として、世界各国にわたるネットワークを活用し、日本、北米、アジアをはじめとする世界各地域で、金属、機械、エレクトロニクス、資源・エネルギー、化学品、繊維、食糧・食品、消費財など多岐にわたる商品・製品の仕入、販売、流通、及びマーケティング等の商取引全般に従事されており、これらの取引において、契約当事者もしくは代理人として活動されています。また、販売先及び仕入先に対するファイナンスの提供、都市及び産業インフラ整備プロジェクトの企画立案・調整及び管理運営、システムインテグレーションや技術開発におけるコンサルティング、輸送・物流など様々なサービスを提供されています。加えて、バイオテクノロジーから情報通信産業まで幅広い産業分野への投資、資源開発、鉄鋼製品や繊維製品等の製造・加工、不動産の開発・管理、小売店舗運営など、多角的な事業活動を行っておられます。

ご担当者:伊那中央病院診療 情報管理室 田畑 善弘様
診療情報管理室
田畑 善弘様

導入のきっかけはUSBメモリを介したウイルス感染

医療記録の適正管理、安全管理の徹底に努めている伊那中央病院。院内ではセキュリティ強化のため電子カルテとインターネットのネットワークは別にしており、個々に独立したネットワークを確立している。そのため、電子カルテなどのデータ移送手段として日常的に看護師、医師、全ての関係者がUSBメモリを使用している。

導入製品:AssetFinder/Sdcontainer 5.0 V/TRAVENTY V

主な利用用途:医師、看護師の学会の発表や講演情報の持ち出し、外部委託業者との検査データの受け渡し、オフラインPCとのデータ移送

USBメモリ+AssetFinderでセキュリティを強化

二年前、USBメモリを介して電子カルテのネットワークの端末にウイルスが侵入、その端末を発端として院内のサーバにまでウイルス感染が広がる事態になった。
「当時、電子カルテの端末はシステムでUSBメモリを使用できないよう制御していましたが、一部制御をしていない古い端末があり、その端末でUSBメモリを使ったことが原因でした。また院内のセキュリティポリシー(ルール)でUSBメモリの使用は禁止としており、電子カルテの端末ではUSBメモリはシステムで使えないように制御していたので、USBメモリに関して、特に規制はなく、制御のされていないインターネットの端末等では個人の持ち込んだUSBメモリが使える状態でした。今後のセキュリティ対策をどうしようかと考えていた際にイーディーコントライブ社からウイルス対策機能付きのセキュリティUSBメモリの製品DMが届き、ほぼ即決で導入を決定しました。」と同病院の田畑善弘氏は導入の背景を振り返る。

ウイルス感染経路

ウイルス検知機能搭載(Vシリーズのみ)

現在、同病院では全端末に情報漏洩対策ソフト「Portshutter」を導入しており、イーディーコントライブ社のセキュリティUSBメモリ以外使用できない運用にしている。PCの台数は電子カルテのネットワークで450台、インターネットのネットワークで300台。USBメモリは100本程度導入しており、医師一人に1本、あとは部署で貸出運用をしている。
USBメモリはもちろんトレンドマイクロ社のウイルス対策ソフトTMUSBを搭載したUSBメモリ、Vシリーズを採用。さらに、資産管理サーバソフトAssetFinderも同時に採用した。

「USBメモリの導入後は、棚卸しを始め管理をAssetFinderが行ってくれるので、特にUSBメモリの管理において常務でしていることはありません。初期設定のみ行い、配布した後は、年に2回棚卸しを自動で行ってくれるので、運用負担もなく、非常に助かっています。

ご担当者:伊那中央病院診療 情報管理室 田畑 善弘様

また、院外へデータを持ち出す際はイーディーコントライブ社のセキュリティUSBメモリを使用するよう徹底しています。やはりデータが暗号化されている点と万一紛失した際もAssetFinderで『どの端末で最後にUSBメモリが利用されていたのか』等確認できるので安心ですね。」と導入後の運用について田畑氏は語る。


AssetFinder導入で得たセキュリティ効果

資産管理サーバソフトAssetFinder。棚卸しを行うことで期待できる効果として紛失や盗難、無断持ち去り防止効果が挙げられる。
「当院では医師が異動の際、支給のUSBメモリを無断で次の赴任先の病院へ持っていってしまうケースがあったのですが、棚卸し期間中に院内ネットワークで使用しないと使えなくなる設定にしているため、無断で持ち帰ってもUSBメモリが使えなくなり、病院に返しに来ます。これによって院内データの無断持ち出しを阻止、情報漏えいリスクを軽減することができます。」と田畑氏はその具体的な効果について話す。

USBメモリの詳細ログ取得

SV機能月額利用ライセンス操作ログ一覧

現在、同病院ではイーディーコントライブ社のセキュリティUSBメモリを導入して2年以上経過している。
「運用上今のところ不便な点はありません。ユーザの立場から見ても、パスワード認証後は普通のUSBメモリと同様に使用できるので不便はないと思います。他にもセキュリティ投資をしたい分野は多々ありますが、現状は今の運用で満足しています。ただ管理者の立場から欲を言えば、資産管理ソフト(AssetFinder)で取得できるログ情報の範囲がもっと広がるといいと思います。例えば、USBメモリ使用時に利用したデータに関するログ(利用ファイル情報等)の管理もしていきたいです。そのため、今後はTRAVENTY SuperVisionのSV機能の購入を検討していきたいと考えています。」と今後の展開について田畑氏は語る。