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サンスターグループ 様 導入事例

ロゴ

[業種]
製造業
[設立]
1941年4月
[従業員数]
3,500名(2007年3月現在)
[URL]
http://jp.sunstar.com/

1932年グループ起業以来、「常に人々の健康の増進と生活文化の向上に奉仕する」という社是のもと、「健康」「美」「安全」「快適」をテーマに「マウス&ボディ」「ヘルス&ビューティ」「環境&アメニティ」「セイフティ&テクノロジー」という4つの事業領域を通じて、真の健康に通じる商品とサービスの提供をグローバルに展開されています。

サンスターグループ様は、客先でのプレゼン資料・商品情報や自宅作業のための情報持出し、社内でのLAN非接続機器からPCへの情報移送などを始めとし、部門職種を問わず全国のグループ会社160部門において「Sdcontainer 3.0」「Sdcontainer 3.0 管理者ツール」を導入されています。その導入の背景、実際の運用状況を、弊社営業担当者が情報システム部の前 岩夫様、芦田 加代子様にお聞きしました。

セキュリティ機能、利便性、連携を追求

──まず、USBメモリを含むセキュリティ対策の背景からお聞かせください。

2005年の個人情報保護法施行以降、特にお客様の個人情報を扱う事が多い通販部門からセキュリティ・ツールの導入を開始しました。その後、グループ全体においてPC、ハードや情報持出し時の暗号化に着手をはじめました。
毎年行っている社内での満足度調査の回答にも、社のセキュリティ対策に関する事項が挙げられることが多くなりました。そこで、2006年にUSBメモリを業務上使用している社員が何人いるか調査したところ、国内において約半数が使用していることが判明しました。システム管理部門の想定数を大きく上回る結果に、セキュリティUSBの早急な導入が必須であると認識し、検討を開始しました。

──導入候補となった製品の中から「エスディコンテナ」を選ばれた理由は何でしょうか。

セキュリティUSB製品に関して、主にインターネットでの検索と共に、システム管理部門関係者など人からのヒアリングも参考に情報収集を行いました。選定にあたっては、機能、費用、利便性面などから検討し、「エスディコンテナ」を含む2製品まで絞り込みました。

──製品の検証から実際の導入まで順調に進行されましたか。

初めに「Sdcontainer 2.0」の検証を行いましたが、管理者ツールと共に、操作が簡易で、動作環境、機能性ともに問題ありませんでした。ただ1点、筐体の大きさだけが問題点でしたが、ちょうど検証期間中に「Sdcontainer 3.0」が新たにリリースされたと聞き、新製品では筐体の大きさの問題がクリアできたため導入製品を切替え、引き続き検証を行いました。

検証を進めると共に、セキュリティUSB導入後に予定していたデバイス制御製品を同時進行で検討する事にしました。というのも、セキュリティUSBを導入しても、他のUSBが使用できないようにしなければ、セキュリティが片手落ちになってしまうためです。

デバイス制御製品に関してもUSBと同様、様々な角度から比較検討した結果、管理者視点から見て、ユーザの利便性を損なわず、且つ詳細な設定ができるという機能性を重視しプロトン社の「デバイスロック」の導入を決定しました。

プロトン社の「デバイスロック」と「エスディコンテナ」とはバンドル実績が豊富なことから、両者の相性も問題なく、デバイス制御製品とセキュリティUSBの導入製品が確定しました。

業務効率アップに全国各拠点へのリモートコントロールが必須

──御社には「Sdcontainer 3.0 管理者ツール」もご導入いただいていますが、ポリシー設定についてお聞かせください。

基本的には当社グループのセキュリティポリシーに基づき設定していますが、ポリシーに詳細まで明記されていない、例えばパスワードリトライ数の回数などは、ポリシーに準拠した仕様をシステム管理部門において検討のうえ設定を行いました。

当社では、全国のグループ拠点のPCをネットワーク上で管理するため導入しているPC管理ツールがあります。その機能の一つにヘルプデスクツールがありますが、質問のあったエンドユーザである各社員のPC画面を管理者側のPC上で確認でき、リモートコントロールすることが可能です。

パスワードを忘れてしまった社員のセキュリティUSBも、このPC管理ツールを使いリモートコントロールにより、システム管理部門において遠隔ロック解除とパスワード再設定ができること、というのが導入するセキュリティUSBの条件の一つだったのです。

ですので、先にお話をしたデバイス制御製品と共に、このPC管理ツールとの相性も重要だったわけです。当社は全国展開しているグループ企業ですので、リモート操作が可能であることはシステム管理部門のみならず、現場業務に支障をきたさないためにも大切なポイントです。
あまり大きな声で言えませんが、パスワードを忘れてしまう社員が少なくないんですよ。

──確かに、全社員がパスワードを忘れないという状況は現実的にはありえないですね。

仕様概要
  • パスワードの最小文字数の設定
  • パスワードの大文字小文字区別の設定
  • パスワード入力ミス回数の制限及び遠隔操作によるロック解除とパスワード再設定

そうなんです。パスワード・ロックがかかる度に各拠点からUSBを回収し、再設定のうえ配布するとなると、コスト、利便性、業務効率的に支障をきたします。管理部門としては、そのような状況にも対応できる体制を整え現場をサポートする必要があります。

また、セキュリティUSBの管理用に、管理No.シールを貼付のうえ納品していただきました。
「エスディコンテナ」導入以前に使用していたUSBと差替えるわけですから、投資を無駄にしないためにも管理徹底することが会社上部からの指示でもありました。

──運用面での感想をお聞かせいただきたいのですが、御社ではどのような場面で「エスディコンテナ」を使用されていますか。

得意先で使用する各種資料の持出し、そして、社内で処理しきれず自宅で作業する際の情報持出し時に使用しています。

他に、LAN非接続機器からPCへの情報移送時などに使用しています。
また、海外出張時にLAN環境設備が整っていない地域への情報移送にもUSBメモリを使用しています。

──御社は世界に数多く拠点を置かれていますが、グループ経営機能の中核をスイスに設置されるとお聞きしました。

オーラルケア製品の主力ブランドの一つ「G・U・M」シリーズ

はい、その通りです。経営機能の中核をスイスに設置する理由は様々ありますが、主な目的として挙げると以下のようになります。

世界市場での企業価値向上を目的とするわけですが、スイスへの中核機能設置に伴い、今後ますます海外出張の機会も増えるでしょうし、海外拠点での使用も将来的に検討事項にあがるかもしれません。そこで、「Sdcontainer 3.0」の英語OS対応を是非お願いしたいと思っています。

──実は、11月28日にリリース発表した「Sdcontainer 3.0」のバージョンアップ版「Sdcontainer 4.0」には英語OS機能が追加されています。その他、ご要望があればお聞かせいただけますか。

早急に対応していただきたい機能として、より詳細なパスワード・カスタマイズ設定、認証ログ機能が挙げられます。また、図面を描いている設備部門等で使用できるようMacに対応できること、特殊な機器からのデータ移送ができることなど、これらに対応いただければ、より現場での利便性がアップできますね。

それから、これは機能というよりデザイン面での要望ですが、キャップが少々固いように感じます。

──様々なご要望とご指摘ありがとうございます。製品に満足していただくことは嬉しいことなのですが、実はこのような具体的なご指摘が大変有難いと思っています。
お客様の声をもとに進化してきた「エスディコンテナ」ですので、御社のご要望を更なる進化のためのヒントとして真摯に対応していきたいと思います。