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一般社団法人 日本貨物検数協会 様 導入事例

日本貨物検数協会

[業種]
検数事業等
[設立]
1942年11月
[従業員数]
1,187名(2013年3月1日現在)
[URL]
http://www.jctc.or.jp

ご担当者様
物流システム部 物流システム課 福田様(左)、川西様(右)

3つのエンジンでセキュリティを強化

一般社団法人 日本貨物検数協会は、本船、岸壁、倉庫などの港湾荷役において、貨物の数量・状態(損傷の有無)・積付状況などを調査し公正な立場で証明を行う第三者証明機関である。当協会により発行される証明書は船荷証券(B/L)発行や通関手続き、保険業務に使用され、輸出入時の税関申告などに虚偽のないことを保証する手続き上で不可欠なものである。

導入製品:Sagasunder

主な利用用途:オフラインPCのセキュリティチェック / 社内システム監査におけるPCチェック

オフラインPCのウイルスのセキュリティ対策

オフラインPCの利用イメージ

一般社団法人 日本貨物検数協会で導入しているPCは約1000台。業務上、作業を本船や顧客倉庫据置のオフラインPC(インターネットにつながっていないPC)で作業をすることも多く、協会の保有するPCの約1/4がオフラインで使用されている。
また、利用するオフラインPCには、セキュリティ対策ソフトが入っていないものや、定義ファイルの更新がされていないものもあり、こういったオフラインPCへのセキュリティ対策が必要であった。

「当協会では2010年から外部デバイス管理規定を作成し、一般的なUSBメモリの使用を禁止、セキュリティUSBメモリでのデータ授受を規則としています。また、オフライン端末のセキュリティ対策として2011年からオフラインPCの端末チェックを開始。オフライン端末のウイルス検索・駆除ツール(他社製品)を15本購入し、対策をしていましたが、このツールの使い勝手が悪く、困っていました。当時選択肢が一つしかなかったため、仕方がないと考えていたのですが、2012年に発売されたウイルスチェック駆除ツール「Sagasunder」でこういった問題を解決できることが解り、早速評価機を検証、その使い勝手の良さから購入を決めました。」と同協会の福田氏は導入の背景について語る。

導入のポイントは「使いやすさ」

機能概要

「選定のポイントは他社製品との比較になりますが、5つあります。

①管理ツール(ユーザインターフェイス)が解り易くて使いやすい
②リアルタイムスキャン機能がある
③定義ファイルの更新が容易に行える
④英語版OSにも対応している
⑤更新費用など、ランニングコストが他社製品に比べ、安い

といった点です。
③ではSagasunder 管理者ツールからはもちろん、インターネットを経由し、イーディーコントライブ社のサーバからも定義ファイルの更新が行えるので管理者ツール経由でしか更新が行えない他社製品に比べ、利便性が高いと感じました。

機能概要

また④ですが、英語OSと日本語OSを併用している当協会にとって、他社製品は言語の選択肢はあるのですが、単一言語しか選べないため、日本語OSでも英語OSでも対応可能なSagasunder は非常に便利だと思いました。」

また、導入した他社製品は解り辛い為、ユーザが積極的に使ってくれないことも悩みの一つだった。 
 
「Sagasunder はマニュアルがなくても操作方法が解りやすい。例えば、他社製品は接続し、起動後プログラムの開始を押さないとスキャンが開始されないので、開始忘れというのが非常に多い。Sagasunder は自動オンデマンドスキャン機能があって、自動でやってくれるので大変使い易いです。」


「社内システム監査」でSagasunder を採用

ご担当者様

協会には主な拠点が8支部あり、1年に2支部ずつ監査を行う。当監査では、一般的な会計等の監査に加え物流システム部が実施する社内システム監査を用意している。当監査の項目の一部に情報セキュリティ調査がある。
業務で使用しているPCにセキュリティ対策ソフトが入っていること、また定義ファイルが更新されていること、Windows Updateが行われていること等、「ユーザが適正に管理しているか」という観点で行っている。「社内システム監査」では設置しているパソコンを調査し、監査報告書にその結果を記載する。そこで使用されるのがSagasunder である。対象のPCに挿し、抜き打ちでウイルスチェックを行うのだ。

「現時点でPCのウイルス感染等の報告は上がっていません。現在、セキュリティ対策として
①パソコン(エンドポイント)にはシマンテック社、
②メールサーバにはトレンドマイクロ社、
③駆除型USBメモリは「Sagasunder」でカスペルスキー社
と3つのセキュリティ対策エンジンを手に入れたことになります。
この3社のセキュリティ対策エンジンでチェックすることでより強固な情報セキュリティ対策が図れたと考えています。」と川西氏は語る。

よりわかりやすいセキュリティチェックを

「実際に使用してみて、追加して欲しい機能としてはウイルスチェックの結果をCSVだけでなく証明書ベースで発行できる証明書(ウイルスに感染していない、安全性の証明)作成機能が欲しいと感じました。
将来的にはWindows Update機能(オフラインPCのWindows Updateができないため)を搭載し、PCのセキュリティ診断(点数化)をして問題点と対応策を教えてくれるソフトやサービスが欲しいと考えています。
日々の仕事の中で、オフライン環境で業務をしているPC と証明書や各種書類のデータを受け渡しする事があります。
セキュリティ対策ソフトの定義ファイル更新やWindows Updateが行われていないセキュリティ対策が万全でないPC とのデータの受け渡しの際にリスクが検知された事例は多数あります。
将来、当協会のサービスとしてウイルスチェックと駆除、その証明書の発行やセキュリティ診断サービスを行うことが出来れば、今まで以上に、協会内だけでなく、関係各社へのウイルスの持ち込みも未然に防ぐことができ、意義のあるサービスになるのではないでしょうか。」と川西氏は語った。